申し込みしていたOtago PolytechnicからConditional offerがでてたものの、その内容がまだでておらずいったい何年に編入できるのかなど、詳細がわからないまま数日まつこと、昨日やっと返事がきました!!!
システム上でのアップデートとともに担当者から下記のメールを受領しました。
I have just generated a conditional offer for you for the Bachelor of Design (Communication). While the duration states 3 years, it is an offer directly into 3rd year of the programme, condtional upon meeting the English language requirements.......
やった!!!3年のBachelorコースの3年時に編入がオファーされました!!!
編入はもともとの目的だったのですが(3年の学費を払う余裕はないため)、できても2年からかな〜と思っていたので、3年次への編入オファーは嬉しい!!とはいえ夫の過去に学んできたことと職歴からして「とらなくてもいいんじゃないの?」というくらいマッチしている学部なので不思議でないといえば不思議でもないのですが。
留学して何を学ぶ?
そもそも夫が留学すると決めたときに、何を学ぶか?については色々と考えました。せっかくお金を払って学校に行くのだから何か新しいことを学びたい、と思うのは当然です。夫の一番の希望はSpatial Designという空間デザインの勉強でしたが、ニュージーランドでこれを専門で学べる学校はあまり多くありませんでした。これはこれまでやってきたグラフィックデザインなどとつながるところもありながら、空間という2Dではなく3Dのデザインなので新しいチャレンジとなります。3年の学部コースがオークランドのAUTにはありましたが、大学で3年の学部コースに通う金銭的余裕はありません。大学なら1年が限度です。ウェリントンのMasseyには1年でこのコースが学べるGraduate Diplomaコースというのがあり、通常は学位を持った人が申請できるのですが、夫のように職歴などのバックグラウンドがある場合も申請可能ということなのでこちらも申請していました。(まだ結果待ち)
一方でOtago Polytechnicには、Architectural Studies というコースがありその中にInterior Architectというコースがあります。あまり詳しくありませんが、インテリアデザインよりもうすこし建築を学ベルコースのようで、非常に興味があり最初にこちらを検討していました。大学と違いポリテクニックであれば多少学費が安いので3年は厳しくても2年ならなんとかぎりぎりまかなえるかな、と思い、学校の担当者に編入の可能性について打診しましたが、やはり建築の業界バックグラウンドがないと、ほぼ3年丸々勉強することになるという回答をもらい断念しました。しかしその際に、Bachelor of Design(Communication)であれば夫の職歴、バックグラウンドに即しており編入が可能でしょう、という回答をいただき、このコースを調べてみるとほぼほぼ、うんうん、知ってる知ってるというような内容のコースなのですが、Communicationということで結構いろんな分野を幅広く学べるようで、中には習ったことのないものや3Dデザインも多少学べるようだったので、このコースでもいいかな〜、と夫も興味を示してくれたので、よし!じゃあこのコース申し込んでみよう!ということで申請してみました。
留学で学ぶのはこれまでの経験を生かした分野?それとも全く新しい分野?
留学する際に学ぶ分野の選択肢は下記のどちらかになります。
- 全く新しい分野(学士であれば3年、修士であれば1年)
- これまでの経験を生かした分野(学士であれば編入して1年or2年、修士であれば1年)
それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。
全く新しい分野を学ぶメリット
- 自分の興味に沿った好きな分野を学べる
- これまでの職歴やバックグラウンドに関係なく、NZのLong Term Skill Shortage List にのっているような永住権申請に有利な職種を選び一から学べる
全く新しい分野を学ぶデメリット
- 学士の場合はお金と時間がかる。大学のインターナショナルフィーはローカル生徒の約3倍!!x3年
- いちからのスタートなので、就学中もその他の生徒と同じ土俵からのスタートとなる
これまでの経験を生かした分野を学ぶメリット
- すでに知識と経験があるので授業についていきやすい、良い成績を出せる
- 授業に余裕があるので就学中もアルバイトなどで経験&人脈をつくることができる
これまでの経験を生かした分野を学ぶデメリット
- すでに知っていることに高額な留学料金を支払わねばならない
留学費用を何の投資とみなすか
個人的に感じるのは、全く新しい分野を学ぶには時間もお金もそれなりにプラスアルファでかかるのは当然で、金銭的に余裕やサポートがあってこれまでの職歴、学歴もあまり永住権取得に役立たそうならこちらの選択かな、と思います。例えば私のように、短大卒でしかも卒業学部は英語学科、その後の職歴も日本語教師やら旅行会社やらペットシッターやら銀行員やら点々としてますがどれも永住権取得にはいまいち弱そう(専門的なスキルがない)。そんな場合は、思い切ってLongterm Skill Shortage Listから自分の興味のある仕事を探し一から学ぶ、というのが遠いようで一番確実な道なのかな思います。
しかしならがこれまでの学歴、職歴がある程度永住権取得に使えそうであればそれを生かしてその分野を再度学べば、「新しいこと学ぶ」という純粋な学びの目的とはちょっと外れてしまいますが、授業で良い成績が出せたり、学生の間にアルバイトをして人脈を作ったり、学生の時間を「就職への準備時間」として利用できると思います。
我が家のように移住を目指しての留学の場合、考慮すべきは以下4点です。
- 卒業後、就職または永住権申請に役立つ資格がとれるか、またレベルは何か(学士以上がベター)
- 卒業後、何年のPost Study Work Permitがとれるか(長ければ長いほどベター)
- 就学中どれだけ人脈作りができるか
- 自分の好きな分野を学べるか
4の自分の好きな分野を学ぶというのは個人的にはどうしても外せないファクターです。就職、移住を目指しての留学といっても自分が全く興味のない分野を学ぶというのは本当にしんどいと思うし、きっとモチベーションが続かず挫折しそうな気がします。プラクティカルに何が必要かを考えつつも、自分が学びたいこと、好きな分野 というのは外さないことが成果を出せるキーポイントではないかと思っています。
こうみると、移住を目指しての留学とは、単に何かを学ぶための投資いうよりは、永住権への足がかりとなるビザと就職、人脈づくりへの投資ということなります。
個人のバックグラウンドによって、それぞれの留学の方法があると思うので自分たちにとってベストと思える方法をリサーチしてみてくださいね!
それではまた〜