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シンガポールからニュージーランドへ移住を目指す家族のブログ

ニュージーランド留学ーTOEFL3回目の結果と学校からのオファーが2022年度へ変更された話

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9月19日に夫が3回目のTOEFLを受験してきました。その結果が6日後の25日にでました!

リーディング8 リスニング14 スピーキング18 ライティング15でトータル54、、、

超えなきゃならない最低ラインは60だから、た、足りてない、、、でも

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上記の記事でも書きましたがTOEFLはシングルテストではなく、My Best Scores という過去2年以内のベストスコアを総合して出してくれます。その総合でいくと62点!しかしながら夫がいく学校で設定されているのは、TOEFL受験の場合ライティングは最低18という条件があります。ライティング、、、15なんだよねーーライティングは毎回15とか14をうろついています。とはいえ一応総合は超えてるからこれで提出してみようか、ということになりしれっと学校へこのスコアを提出してみました。そして待つこと2日。返事がきました。

Now that Immigration New Zealand are not issuing student visas to offshore applications for semester 1, 2021, I have deferred your application to semester 1, 2022.

な、なんと、2021年度にもらっていたオファーが2022年度へ変更された!! 

Thank you for providing your TOEFL results. While you meet the overall score of more than 60, you need to obtain a minimum score of 18 for writing.

そして、やっぱりライティングは18必要。。。はい、再度受け直しです!

Please let me know if you wish to continue with your application to start in 2022. If so, you will need to provide an updated TOEFL result, or other evidence of meeting the English language requirement.

2022年度への変更がOKであれば連絡ください、そしてTOEFL結果をまた提出してください、との事。。。

この返事は10月2日にきました。少なくとも今の時点でニュージーランド政府から公式には来年度の学生ビザ受付についてなにも発表はされていません。

ニュージーランドへ2021年に渡航できるのか?

現在ニュージーランドへの渡航は国籍または永住権保持者以外、留学も観光も一切不可、2020年11月10日までは海外からのビザ申請はすべてストップしている状態です。こちらの延期はまだ発表されていませんが、おそらく今の状況を見る限り延期される気はします。政府は今年いっぱいの留学生の受け入れはできないだろうと公言しており、来年の新年度へむけて準備をすすめると言っていたのですが、2月の新年度も雲行きがあやしくなってきました。大学やポリテクニックの2021年度の対応としては、オンラインでできるコースはオンラインではじめてもらって、ボーダーが空き次第留学生を受け入れるという方針のようです。とはいえ夫は3年次への編入なので1年しか通わないためか、はたまたクリエイティブ系のコースのためかオンライン受講の選択肢も特に与えられず2022年度へと変更されました。

オンラインでコースをうけるメリットとデメリット

別に選択肢を与えられてないのですが、オンラインでコースとスタートするメリットとデメリットを考えてみました。

オンラインで授業をうけるメリット 

  1. 予定を変更せずに学業をスタートすることができる。
  2. ボーダーさえあけば時期に影響されずに渡航できる。(次年度のスタートを待つ必要なし)
  3. こちらで仕事をしながら(収入を得ながら)コースをスタートすることができる。

やはり計画通りに学業をスタートしボーダーがあくと同時に現地へとべるという場所以外は「計画通り」である点でしょうか。収入的には仕事をやめずしてスタートできるというところもいい点です。ポイントは「どのぐらい」というところで、オンラインで受ける期間が短ければ短いほどメリットは有ると思います。感覚的には3年の学学士コースであれば1年、2年であれば半年〜長くても1年、1年コースであれば3〜4ヶ月くらいなら許容範囲ですかね〜

オンラインで授業をうけるデメリット

  1. ボーダーがいつあくかわからない、最悪はコース修了時まであかないリスク
  2. 同等金額を払って受講するのに現地でのキャンパスライフ、留学生活が送れない
  3. オンライン受講の場合、卒業後のPost study work permitがとれないリスク

最悪なのはコースすべてをオンラインで終えてしまうことです。オンラインコースだからといって授業料が割引されるわけではないので(奨学金を適用するケースもあるようですが)、こんな高い留学生費用を払って留学生活を送れないなんて金額に見合わないという点が大きいのではないでしょうか。オンラインで受けるならわざわざニュージーランドの学校じゃなくてもいいわけですからね。。。

そして3のPost study work permitは重要な問題です。このビザは学士以上のコースだと30週以上、ディプロマだと60週以上のコースを受講する必要があり、基本的にオンキャンパスである必要があるはずです。今回、NZ政府も学校も特に卒業後のVISAについて言及していません。オンラインでコースの半分以上をうけて同等にPost study work permitが発給されるのかがはっきりしていないということでこれは大変なリスクです。大半の留学生はこのVISA取得を目指して留学するのではないかと思いますが、そのVISAがとれないとなると勉強する意味または価値がなくなってしまうとも言えます。

ニュージーランドと他国の留学生に対する扱いの温度差

本日10月3日時点で、オーストラリアは一部の州のみですが留学生の受け入れを開始しだしました。来年度には更に多くの留学生を受け入れる準備をしているようです。カナダはニュージーランドと同じくボーダーはクローズしていますが、来年の4月までのオンライン授業をうけた場合、卒業後のビザも発行されるということ。たとえオンラインですべての授業を自国でうけても発行されるそうです。

これってなにげにすごいことだなと思います。言い換えればそれだけ留学生を確保したいという国の熱い思いに他ならないのかと。留学生が毎年国におとしてくれる学費などを考えれば学校、国側としてはこぞって留学生にオンラインコースを申請してほしいのでしょうね。かといって留学生からしてみれば現地で留学生活も送れないのに相応の学費を払ってまで受けるメリットがない、だから代わりに!?卒業後のビザは保証しますよ〜というギリギリの対策なんだと思います。要は留学生をひきつけるための甘い餌とでもいいましょうか。。。これをカナダなどはいち早く行っているようで、オーストラリアにしても順次国境をあけているのは、国の大事な財源である留学分野を活気づかせたいからでしょう。これはニュージーランドにしたってまったく同じ状況だと思うのですがニュージーランドは他国とちがって、「国、国民の安全」を第一に考えているのがひしひしと伝わってきます。だから留学生としては国境あけてほしいし、ビザも確保してほしいけど、ニュージーランドの「国の財源よりも安全を第一に考える姿勢」は悲しいかなそれがニュージーランドの良いところでもあり、わたしたちが他国ではなくニュージーランドへ行きたい理由でもあるのです。

留学生活に求めるもの

私達留学生が、留学生活に求めるもの、それはその国、その場所での生活、経験、人との出会いに他なりません。そうでなければ自国でも同じことを学ぶことができるわけですから。その重要なファクターがない中で自国からオンラインで授業を受けることにはやはり違和感があり、またその重要な経験をしないまま、「卒業後のビザ」だけ保証されても、学生生活で築きあげるはずの人脈や仕事体験などないままにビザだけもらって現地入りしてどのぐらいそれを実際活用できるのでしょうか。そういった先々のことまで考えると、安易に「オンラインでもビザ保証しますよ」も何か違うなあ、とも思います。

ニュージーランドは明らかに現時点では「経済より安全第一」姿勢をとっており本当に安全だと確認できるまでは一切の門戸を開かないという、他国とは確実に違う目線で留学生にも対応しているなぁ、というのが外から見た印象です。

今後どのように動くのか、わたしたちのニュージーランド移住計画がどのように影響されていくのか、随時アップデートしていきたいと思います。

余談ですが、今回の学校からの返事で、TOEFLの場合過去2年にうけたテストのBest Scoresが学校申請時に適用されるということが判明しました!これはIELTSにはない特典じゃないかなぁと個人的には思いますのでご参考までに!

それではまた〜