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シンガポールからニュージーランドへ移住を目指す家族のブログ

『絵本を作る Day18』犬のメディスン

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こんにちは!Yukiです。

初心者が、ゼロからつくる絵本づくりの過程をお届けしております。

 

昨日は、絵本のストーリーにアニマルメディスンの教えをいれていきたい!とあらためておもって、今日はいろんなどうぶつたちのお話とメディスンをよみなおしていました。

 

アニマルメディスンについては独学で本をよんだり、アニマルメディスンブックという本の著者で、アニマルメディスンをつかってカウンセリングなどをされている、北川らんさんに色々と教えていただいています。

 

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今回も、らんさんにすぐ連絡をとり、アニマルメディスンについてのおはなしについてきいてみました。

 

らんさんからはたくさんの動物にまつわる『おはなし』を教えていただいたので、このおはなしはいったいもともとはどこにのっているおはなしなのかな?と気になったのできいてみたところ、ほとんどが口承で伝えられてるむかしばなしだということでした。

 

きっとネイティブ・アメリカンの人達の間で時代をこえて伝えられてきたお話かな?とおもっています。

 

そのなかで、今日はわたしたち人間に最もちかい動物、犬のおはなしと犬のメディスンについてご紹介させていただきますね。

 

イヌのはなし

 

ある冬の夜のことでした。外は土が凍りつくような寒さです。いくら火を焚いても、温まることが出来ませんでした。二本脚は一緒に暮らしているイヌを見て、自分にも毛皮があれば、寒くないはずだと考えます。そして、イヌにこう言いました。「なあ、外に埋めてある、イモを掘り出してきてくれないか?」イヌは立ち上がると、小屋の外に出て行きます。二本脚は、そのまま朝まで戸を開くことはありませんでした。外からはイヌが戸を引っ掻く音が聞こえましたが、二本脚は耳を塞いでしまいます。しばらくすると、戸を引っ掻く音は止み、静かに朝の太陽が昇ってきました。二本脚は恐る恐る戸を開けます。そこには掘り出された芋と、凍りかけたイヌが横たわっていました。イヌにはまだ息があります。二本脚は自分のした恐ろしいことを、イヌに泣きながら詫びました。イヌは最後のちからを振り絞って、二本脚にこう伝えました。「きみは裸で毛皮がないから、ぼくが精霊の国に行ったら、この毛皮を着るといいよ。きみが毛皮を欲しがってるって、ぼくは気づいたんだ。でも、欲しかったら、正直にそう言って欲しかったよ。ぼくはきみに毛皮をああげることを、断ったりしなかったのに。

 

イヌのメディスン

 

イヌのメディスンは、誠意、誠実さです。イヌたちは、はるか昔から人間と一緒に暮らしてきました。人間はイヌは私たちに対して、従順であるべき。彼らは私たちのために、役に立つべきだと考え、狩猟のお供をさせたり、家畜の番をさせたりしてきました。今の時代は家族の一員として認識されていますが、それでも人間は気分や自分の都合次第で、イヌたちを雑に扱い、時には物のように棄てることさえあります。そんな時でも、イヌたちが私たちを責めることはありません。ただ、人間のすることの愚かさを、黙って受け入れるだけです。それがイヌのメディスンである、誠意や誠実さです。裏切った側の人間たちが、自ら気づくまで黙って待っています。日本で例えるのであれば、忠犬ハチ公の物語です。人間は人間の事情があるとしても、信じて待ち続ける誠実さを持つのがイヌであることは、このお話を通しても十分に伝わることでしょう。

 

 

今日もお読みいただきありがとうございました♡

 

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