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シンガポールからニュージーランドへ移住を目指す家族のブログ

【海外移住したい人必見!】海外移住を成功させる最も重要な5つのこと

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by pixabay

 

 

先日、海外で暮らすことについて記事を書いてみたところ読んでくださった方が多かったようなので、興味のある方は結構いらっしゃるのかなぁ、と思いこのシリーズを続けてみようかと思います。

 

先日の記事はこちらからぜひどうぞ!

www.animalnz.com

海外で暮らすことは特別なことではない

海外で暮らすってそんなに特別なことじゃなくって、住む場所が国内ではなく海外になるだけであとは普通のことなんですよ、ということを前回の記事で書かせて頂きました。

 

いやいや、そんなことは海外に出てるからそう言えるんでしょ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんし、やっぱり日本の中で暮らしていると、「海外」って遠い国、というか、年に一度旅行で行けたらいいね、ぐらいの感覚で、まさかそんなところに日常の生活を移すなんて考えられない、よほど経済的に恵まれた人か、めっちゃ英語ができるとか、特殊な技能をもってるとか、特別な人だけに許された特権 みたいに思われてる傾向が強いような気がします。

 

そして海外で暮らしているからこそ、いや、全然特別なことじゃないし、普通の人でも普通にできますよ と言えるというのは確かに一理あるかもしれません。なぜなら「海外で暮らすことが特別なことではない」という感覚は、海外に出ないと養われない気がするからです。

それぐらい、日本の社会にはなにか「洗脳力」がありますよね。これが普通、みたいな考え方です。

 

よく日本がいかに豊かで恵まれた国かということは外に出てみないとわからない、と言われますが、それと同様に、日本がいかに凝り固まった慣習や常識にとらわれている国か、というのも外にでてみないと気づきません。

そういう日本社会の不思議さに気づくということが海外へ目を向ける最初の一歩になるのかなあと思います。

 

今は、留学とかワーホリとか当たり前の時代になったので、海外で中長期滞在される方も多くなって、もうそんなことにはとっくに気づいていて、もどかしい気持ちを持ちながらも生活をしているという人もたくさんいるかもしれません。

 

海外へ移住することへの弊害

ではなぜそんな気持ちを持ちながらも実際に海外を居住の選択肢に入れる人が非常に少ないのでしょうか?

 

言葉の問題?

仕事の問題?

 

それも多少はあるのかもしれませんが、やっぱり一番の理由は、日本の「常識圧力社会」に押される人が多い からじゃないかな〜と思います。

 

わたしたちの子供の頃からの「他人に合わせなさい」という教えが仇となっているのかもしれません。何かユニーク性や突拍子もない事を言う人は淘汰される傾向があり、人と同調して「うまく足並みを揃える」ことが無言で期待されているからです。

 

人生の一時を海外で暮らして日本とは異なる文化や考え方に刺激を受けて帰ってきたとしても、生まれ育って、親や友達がいる日本社会へ戻りしばらくすると、せっかく海外で受けたはずの刺激や感銘が、本当に少し少しずつ薄れていき、そのうちただの「いい思い出」「若かりし頃の武勇伝」になってしまう事が多いような気がします。

 

そしてそれは本当に残念なことです。そうなってしまう前に、えいっと勇気を出して飛び出すことが大切じゃないかと思っています。

まぁ、そういはいってもいきなり海外移住っていったって何からはじめたらいいの?と思われる方も多いかと思います。

ではここからが今日のテーマの本題です!(前置きが長くてすみません!)

 

海外移住を成功させる最も重要な5つのこと

1.移住の計画

具体的に海外へ移住するために始めること、というかこれが全てと言っても過言ではないほど重要なこと、それは プラン です。 計画 です。まずプランを練る。この海外移住計画は海外移住を果たすために一番重要です。

 

移住を『個人旅行』と例えてみたらわかりやすいかもしれません。はじめての国や街へいくとき、地図やGoogle Map使いますよね? これがあるから道に迷わず効率的に目的地へたどり着くことができる。長い海外移住計画中、目標を見失わず、ぶれずにがんばることができます

 

たまに地図を持たないまま、現地に行ったらなんとかなる、とりあえず行ってみよ、と行く人もいますが、旅行だったら行き当たりばったりの旅もそれはそれで楽しいですが、移住の場合、もしあなたが今20代独身でワーホリがとれて、運がよければフルタイムの仕事にありつけてビザがとれるかもしれない、万が一だめでも日本に帰ってきて就職すればいいや、という以外はおすすめしません。

ワーホリだって1年だけですから、1年なんて海外に行ったら本当にあっという間に過ぎ去ってしまいますよ。

 

この海外移住計画を最初にしっかりたてるかどうかで、移住成功の8割は決まるんじゃないかと個人的には思っています。

 

2.長期で確実にとれるビザ、最低2年

海外へ移住するために2つ目に大事なことは、最初にできる限り長期でビザをとること です。最初に、というのがみそです。日本を離れる段階で、どのぐらい長い期間のビザを保持して渡航するのか、は意外と重要で、その後の現地生活において心の余裕にもつながります。

前回の記事にも書きましたが、国内の移住と確実に違うのは、海外で暮らすにはビザが必要 ということです。海外へ行きたいと言われる方でもこのビザ問題を結構楽観視している方が多いような気がしています。

 

では長期のビザとはどのぐらいか?

 

これは、もう長ければ長いほうがいい! です。1年は最短ですね。さっきも言ったように1年なんてあっという間に終わってしまいますから!!本当に!!

最終的に移住希望者が目指すべきビザは滞在国の 「永住ビザ」だと思っています。これに叶うものはないです。なので最初からこれが取得できるのであれば、取得したほうがいいと思いますが、なかなか海外からいきなり永住ビザを申請して取れる国というのも最近では少ないのが現状かと思います。

 

では永住権でもないのに海外から外国人が申請して1年以上滞在できるビザある?

 

考えられるのは下記ですよね。

  1. 就労ビザ
  2. 学生ビザ
  3. 投資家ビザ
  4. リタイアメントビザ

まぁこれも国によっていろいろ条件や制限も違うので一概には言えないのですが思いつくのはこのあたりでしょうか。この中で1の就労ビザはサポートしてくれる雇用主が必要なので自分ひとりでは申請できないというのが他のビザとは違いますね。

どの国のどのビザをとるかは、家庭状況や経済状況で個々にベストな選択は違ってくると思いますが、どれを選ぶにしろ、選択の鍵となるのは唯一つ。

 

確実になるべく長期で取れるビザ を選ぶ

 

この鍵は国の選択にも一役かってくれるかもしれません。また、最初のビザだけではなく、そのビザが終わった後にどうやって永住権までつなげるのか、というところまでプランを最初に練ってください!

 

いやいや、永住なんてまだわかならいし、そこまで考えられないよ〜 とか必要ないよ〜と思われるかもしれませんが、「永住権」は現地での選択の自由が謳歌できる黄金の滞在資格です。就労ビザは自由に仕事が選べないし、学生ビザは学校が終わったら終わるし、それぞれいろんな制約がある中で、永住権は「現地の人とほぼ同等の資格と選択肢が与えられる」上に、必ず一生そこに住まなければいけない、という制約も全くありません。

 

永住権があれば、そこに住むことも離れることも自由に選択ができます(一定期間離れるとなくなってしまうものでもありますが)。また、永住権以外のビザはどうも不安定というか、今回のコロナみたいな抵抗できない何かが起きた時に、いくら長年そこに住んでいようと、真っ先にその国から出ていくことになるのは永住権以外のビザ保持者です。

 

私のまわりでも、コロナの影響で仕事をなくし日本へ帰らざるを得なくなった友人知人がたくさんいますが、皆、永住権がなく、就労ビザ保持者でした。 中には10年以上滞在していた人もいます。

仕事がなくなったり、学校に入れなかったりで自分以外の何かに依存しているビザは、自分の裁量でどうしようもできない事が多く、周りの環境や経済に大きな影響をうけてしまいます。

海外でビザに振り回されず安定して暮らたいのであれば(←めちゃくちゃ重要)、最終的には永住権をとることを強くおすすめします。たとえ永住する気がなくても!です。

 

3.移住の優先事項、国に固執しない!

国に固執しないことも重要です。もちろん行きたい国を優先するのは当然ですが、それに固執していると見えないこともあるかと思うので、3〜5つぐらい国の選択肢をあげてビザの可能性を調べ尽くしてみるのもいいかと思います。

 

また、優先事項をきめること 重要ファクターです。

もしまだ独り身でとりあえずどこでもいいから海外へ出たい!ということであれば選択肢はぐっと増えます。あまり条件ばかり並べても逆につまずいてしまうと思うので、「絶対譲れない条件」だけ決めたらいいかと思います。

 

 

たとえば、

  • 子供が小さいので治安重視
  • 英語圏がいい
  • 日本から8時間以内の国
  • 絶対に暖かいところ

 

せっかくの移住、自分が譲りたくない条件は譲るべきではありません!が、逆に最初からパーフェクトな移住先もないということも頭の片隅においておいたほうがいいかと思います。あとは選択肢をなるべく広げることですかね〜 

 

個人的には言葉や治安のストレスは大きいので譲るべきではないと思いますが、気候とかはある程度順応できるのでは?と思っています。

あと日本人が日本を出る第一ステップとしてハードルが低いのはやはりアジアの国々ではないかと思いますので、そういった選択肢も考慮してもいいと思います。一度出てしまえば、他の国へ移動するハードルは確実に下がっていきますので。

 

4.ビザ条件徹底情報収集能力

「絶対譲れない条件」から国をいくつか取捨選択したあとはひたすらそれらの国のイミグレーションサイトなどを読み倒し、自分や自分の家族が長期で取得できそうなビザは何かを調べます。

ポピュラーな国だと個人やビザエージェントアップしている日本語のサイトなどもあるので活用しながら、ただ、最新の正確な情報はイミグレーションサイトとあわせて確認しながらひたすら情報を収集します。ここの情報収集力も非常に大切だと思います。

 

知らなければ動けないことって結構ありますから。調べてみると、えー!こんなビザあるんだ!みたいな情報もあったりします。また日本のエージェントさんも情報を提供してくださるので、お問い合わせなどもどんどんしてみたらいいと思います。

 

そうやってネットを駆使して集めた情報は、わたしたちの今後の移住プランを練る大切な材料、金の卵となります。ここを適当にやってしまうと、必要な情報にありつけなかったり、間違った情報を信じてしまったりして、しなくてもいい回り道をすることになりかねないので、時間をたくさんかけて自力でしっかり下調べをすることが重要です。

 

また下調べをすることが楽しくないと、移住にはむいてないかもしれません。こういうこところを自分でしっかりやらずにエージェントさん任せとかになってしまうと、最初から他人任せな移住になってしまって最後まで誰かに頼ることになってしまいます。必要な情報はいろんな人から収集しつつ、自分軸でプランを練っていくことが大切です。

 

ここでひとつとっても重要なことがあります。

それは、

 

移住のかたち、方法は人ぞれぞれ違う

 

ということです。

たとえ同じ国の同じビザをとるにしろ、そこに向かうまでの方法やプランや期間は、それぞれの家族構成や仕事、これまでのバックグラウンド、大切にしたい優先事項や価値観などによってまったく違う方法になるということです。だから、誰かの移住話やブログは参考程度にとどめて、自分たちだけのオリジナルの移住プラン をじっくり練っていくことが成功の秘訣じゃないかと思っています。

 

5.移住プランを実行する実行力

移住計画をたてたらあとは実行へうつすのみ!です。オリジナルの移住プランで移住成功の8割は決まっていると思います。あとの2割は運と実行力、ですかね。

 

次回は実際に25歳でシンガポールに移住をしたときのわたしのエピソードと2回めのニュージランド移住の計画などをお話してみたいと思います!

 

それではまた〜