ニュージーランドへ移住しよう!ーひとは住む場所を選び人生を自由にデザインすることができるー

シンガポールからニュージーランドへ移住を目指す家族のブログ

移住先の都市の選定ーエリアの安全性とニュージーランドの学校のDecileについて

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出典:pixabay.com

 

ニュージーランドと一言で言っても北は北東から南は南東まで結構広い。どこに住むかは結構重要問題で、せっかく行くからには希望の場所に住みたいけど、仕事がないと生活は立ち行かないので、そうなるとやっぱり最初はある程度仕事のある都市が候補に上がってくる。

移住の候補にあった都市

NZの中で都市といえば、オークランド、クライストチャーチ、ウェリントン、ダニーデン、クイーンズタウンあたりでしょうか。私たち一家はまずオークランドは候補から外しました。そもそも人が多くない場所を求めてのシンガポールからの移住なので人口が集中しているオークランド(総人口約480万人中160万人が住んでる!)は対象外。そして、学校卒業後に2年のPost study work visaを取得するためにも、オークランド以外で留学する必要があるからです。

次に外したのはクライストチャーチ。理由は単にあまりピンと来なかったから。一度だけ行ったことがあり綺麗なところだなとは思ったのですが、なぜでしょう、あまり住みたい!とは思いませんでした。フィーリングですね。

その次に外したのはクイーンズタウン。こちらは言わずと知れた観光都市で観光業ではない夫の仕事探しにはあまり適さない気がしたしこちらもなんとなく違うかな、と思いました。

そこで、候補に上がったのはウェリントンとダニーデン。ダニーデン(人口約11万人)には一度行ったことがあり一番のお気に入りの街!!空港から車に乗って、坂を登り切った後に車窓に一気に広がったダニーデンの景色は今でも目に焼き付いています!!すっごい綺麗なところ!そして野生動物好きの私としては、オタゴ半島の雄大な景色とそこに生息する野生動物たちがなんともいえない魅力です!!!

だから本当はダニーデン一番候補くらいなんですが、ダニーデンにあるオタゴ大学には残念ながら夫が希望するコースがない。。。

一方で首都ウェリントン(人口約41万人)は、行ったことはないのですがアートの街らしく、二つの国立大学、マッセイ大学とビクトリア大学にはどちらも夫の希望するアート系のコースがある。そして最近よく世界の住みたい都市ランキングとかでも上位に位置しているので何かと目につく。首都だから、仕事もきっとそこそこあるだろう。ということで我が家の移住第一候補都市はウェリントン!ということになりました。

最初に入る都市は大切

どこに移住するかはじっくり考えて決めた方がいいと思います。後で引っ越せばいいや、とか思っても実際移動するのって結構大変と思います。私たちも最初はもっと田舎で学校に通って実際仕事探しになったら都会へ移動すればいいのでは、と考えたりしましたが、移動するのってお金もかかるしせっかく移住して築き上げた友達とか人脈がまた新しい土地に行くと振り出しに戻ってしまいます。特に子供がいるとなおさらご近所で仲良くなったり子供にお友達できたりすると1年とかですぐさようならではちょっと寂しいです。全くしらない国へ行くわけですから、なるべくたくさんお友達を作りたいと思っているので最初にできた友人や交友関係は大事にしたいと思います。あと、これは留学する場合のことですが、学生の間にホリデーを使ってアルバイトをしたりすると就職の時には多少有利になるということで、その場合もアルバイトで人脈が築けたりすると思うのでやっぱり場所を移動すると不利になると思います。仕事を探すのなら、自分の仕事の分野の職種が多い場所へ行くのが一番です。

ウェリントンで住むならシティか郊外か? 

候補の都市が決まったら次はどのエリアに住むか?まだ大学も入れるかどうか決まってないけどなんでも先々まで計画するのが大好きな私!だって、行ってから探すより最初にできることは下調べしておいた方が安全じゃない?ということで早速ウェリントンの各エリアについて調べてみました〜

最初は大学に1年通うので、大学の近くのシティー内がいいのではとも思ったけどやはり一番重要なのはそのエリアの安全性。小さい子供がいるのでやはり学校近くだとどうしても学生が多くなってちょっと騒々しかったりすることもあるみたい、ということで郊外のエリアで探すことにしました。

小学校のDecileでわかるエリアの安全性

来年3歳になる息子がいるので移住後彼はひとまず幼稚園そして小学校に通うことになります。小学校は住むエリアによっていける学校が決まるZone制ということなので、まだ先のこととは思いながらも向こうで引っ越しを何回もするのも億劫なので、できれば最初から彼を通わせたい小学校があるエリアで家を探すことにしました。そこで最初に、幼稚園、小学校の情報を徹底的に調べました。

まずはファミリーフレンドリーなエリアはどこか?そこにある学校のDecileは何か?Decileってニュージーランドでその学校に通う子供達の親の経済力を表す数値らしくDecileが高いほど経済力が高い家庭が多い学校ということのようです。だからDecile10だと高収入の家庭が多くてDecile1だと収入が低い家庭が多いということね。実際には収入だけじゃなくて、家の混み具合とか親の学歴とか職業なんかの要素も考慮して算出されているようです。

この辺り良さげだな〜と思ったら、まずそのエリアにある小学校のDecileをチェックしてみました。あまりよくなければ、やめとこう、みたいな。やはりどの国でも低所得層が住んでいるエリアというのはどうしても治安が荒れるというのは同じかな、と思います。ちなみに私が選んだのはDecile9か10のエリアです。

Decileは学校の質とは関係ない

Decileはエリアの安全性を測る指針となるので慎重に調べました。ある程度子供が大きくなったらそこまで気にならないかもしれないんだけど、子供が小さいうちはやっぱり『安全』が何より一番の最優先事項です。超安全なシンガポールからの移住だから尚更子供を安心して育てられるエリアじゃないと移住する意味もないからね!

ただ、Decileは学校の質そのものとは全く関係がないそうです。だからDecileが高いからっていい教育をしてるとは限らないわけで、そこはまた別問題。学校は学校で調査が必要です。学校を調べるにあたってよく利用したサイトはこちら。

https://www.ero.govt.nz/review-reports/&Category=3

Educaiton Review Officeという機関が定期的に学校のレポートを出しててどんな学校なのか詳細が書かれてます!教育内容や生徒の成績の良し悪し、どうやって成績の悪い生徒へアプローチしているか、など結構詳細がレポートされています。私がこれでよく参考にしたのが、各学校の人種比率。アジア人が何パーセントくらいいるのかって学校選びには結重要と思っていて、白人社会でマイノリティーとして生きていくのにある程度周りにアジア系の人がいる学校、エリアの方が生活はしやすいのかなって思います。子供のためにも私たち親のためにも。まぁ、この辺りは個人の好みにも寄るところがあると思いますが、シンガポールに長く住んでいる我が家としてはある程度国際色豊かないろんな人種の人たちが通っている学校がいいかな、と思ってます。

新しい家と広い道、寒さ対策必須!

色々調べた結果、私たちがいいなと候補に上げたのは下記のエリア。

  1. Churton Park
  2. Khandallah
  3. Hataitai

特にChutrton Parkはシティーからはちょっと離れるけど、アジア系やその多人種の人も多く住んでるようで、比較的新しい住宅エリアということで道も広くて住宅も新しいものが多い。そうそう、これすごい重要と思っていて、ニュージーランドの家って結構寒い家が多いって聞くから、寒さに免疫のない私たち一家にとっては死活問題で新しい家なら寒さ対策もちゃんとされている家が多く、ラッキーであればなんとセントラルヒーティングがある家もあるらしい!!(かなり稀らしいけど、、、)

このセントラルヒーティングにはとても惹かれていて、今の所Churton Parkの新しい家には付いているところもいくつか発見した!あと道が広いっていうのも重要で、2のKhandallah近辺は狭い道が曲がりくねってて運転初心者の私にはなかなかハードルが高そう。その点1のChurton Parkエリアは道も広いしとても運転しやすそう!!3のHatataiは他の2エリアと比べると断然Cityには近いので便利そうだし海もあって雰囲気が良さげ。ただ、エリア内に大きなスーパーがないのと、この一帯のお家は基本的に古い家が多そうなのでその点がちょっとマイナス。

まぁそういう基本情報をもとに大体の場所を選定してみましたが、結局いい家が見つかるかどうかはその時のタイミングと運!が物を言うんだけどね。でも何も知らないより知ってた方が無駄な場所をみに行ったりするロスも無くなるし事前に調べた方が効率的にうちも探せる!と思います。

しかし所詮みてみないとわからん!!!ので今年11月に一度下見に行き上記エリアや学校を見てこようと思っています。

次回は下見のお話をしたいと思います!

 

それではまた〜